ChatGPTに聞く!誰でもできるプッシュ通知の開封率100%を目指す使い方
今流行りのChatGPTにはまり中の國崎です。
アプリの運用を担当している方で「プッシュ通知の開封率が低い!」という課題を抱えている企業様は多くいらっしゃるのではないでしょうか。
こういった考える力が必要な課題に対してChatGPTを使ってサクッと解決案が出てこないか、試してみたのでこちらの内容を記事にしてみました。
今回やりたいことと当記事で学べること
自分をあるショッピングモールのアプリ担当者と仮定し、開封率が低いプッシュ通知の改善策をChatGPTに考えてもらいます。
ChatGPTに伝える内容は全て架空の情報を元にした施策になりますが、施策を考えるという時間がかかる作業を短縮化できるChatGPTの効果的な使い方の一例として、参考にしていただければと思います。
質問1:現状と欲しい答えを伝える
まず、自分の立場とアプリの現状と欲しい答えを質問します。
今回欲しい答えは「プッシュ通知の開封率を改善するための施策」ですが、ちょっと強気に以下のように質問します。
すると10秒足らずで以下の回答が返ってきました。
「プッシュ通知の開封率を100%にすることは現実的ではありませんが、」というディスりが入ってますが、きちんと改善の施策を提示してくれます。
ここで上がってきた回答に対して考えるのは人間の仕事です。
提示された改善策について、「自分が考えるよりもChatGPTに考えてもらった方が効率的なものはどれか?」を考えます。
例えば今回挙げられた各回答に対して私は以下のように考えました。
- タイトルを工夫する→これは考えるの面倒、ChatGPTに考えてもらおう
- 送信時間を見直す→利用時間の分析は分析チームに依頼しよう
- ターゲットを絞る→ペルソナは自分で作ろう
- 割引クーポンの割合を増やす→クーポンについては社内調整で考えよう
- 頻度を減らす→プッシュ通知を配信するチームに依頼しよう
といった感じになると、次にChatGPTに考えてもらいことはプッシュ通知のタイトルだなというのが見えてきます。
より施策に効果的なタイトルを聞き出すために自分で考えられる「ターゲット」は事前に決めた上で、再度質問をします。
質問2:架空のペルソナを渡しタイトルを考えてもらう
質問1で返ってきた答えに、自分で考えたプッシュ通知を配信するペルソナ像を加え質問を再投稿します。
これをそのまま使うかどうかは実際の運用者の判断にゆだねられるところですが、このような使い方をすることで開封率を上げるためのプッシュ通知をChatGPTに考えてもらうことができます。
まとめ
「開封率100%のプッシュ通知施策は現実的ではない」とディスられましたが、こういった無理難題な質問にも真摯にChatGPTは答えてくれることがわかりました。
今回のはあくまで一例となりますが、ChatGPTを使うことでプッシュ通知施策の幅が広がったり、施策サイクルを高速で回すことには十分成果があるのではないかと思いました。
余談ですが、「送信時間」「ターゲット」「頻度」など個人に最適化されたメッセージ配信をするならBrazeが得意とする分野でもあります。
BrazeとChatGPTの相性はいいのかな、と思った今日この頃でした。